美大進学、アーティスト育成をするための美術教育

本学は開学当初より、美大進学、アーティスト育成、を視野に入れて指導を行ってきました。そのため、様々な志を持った学生が集まり、お互いの個性を磨き合う環境があります。さらに、そういった個性を引き出すカリキュラムとしてグローバルスタンダードとなっている多重知能理論を取り入れた専用プログラムや専門学校では珍しい美術史の講義が展開されることで、大学進学だけでなく、社会で活躍できるアーティスト、イラストレーターを目指すことができます。

デザイン思考に基づいたカリキュラムを実施

近年、デザイン思考というキーワードを書店などでよく目にしますが、このデザイン思考とはデザイナーの思考プロセスを活用し、様々な問題定義や課題解決を図るための思考法 のことを言います。デザインに限らず、芸術は0から1を生み出す創造と自分の考えを表現するための様々なスキルを必要とするため、美術を通してこうした思考とスキルを身につけることに積極的に取り組んでいます。

武蔵野学芸専門学校ではこのデザイン思考、芸術思考を持つ人材を育成し、卒業後社会で活躍できる人材を育てるカリキュラムとして多重知能理論を応用したカリキュラムを実施しています。

個性にあわせた柔軟な課題が特徴

国際芸術学科では、ファインアートコース(日本画・油絵)とデザインコース、イラストコースに分かれ、プロのアーティストとしての礎を築き、また応用力の高いデザイナーを育てるための教育を行います。

ファインアートとデザインコースでの美術に関する履修科目は、1年次、2年次では基礎カリキュラム、3年次では進学カリキュラム(個別課題)に分かれて学習します。

基礎カリキュラムでは美術の基礎を学びます。進学カリキュラムでは個別の目標や志望進路に合わせた課題に沿って制作します。イラストコースでは、1年次、2年次ではイラストレーターとしての基礎カリキュラム、3年次では進学・専門課程への進級カリキュラムを学びます。
授業は週5日。補習、補講などは状況に応じて実施しています。

 

キャンパス(三鷹駅より徒歩3分)の充実した環境

自然溢れる三鷹の落ち着いた環境は、学びの場にピッタリ。美術への学びを支えてくれる環境で心身ともに成長できます。三鷹駅から徒歩3分なので、無理なく通える環境です。

 

美大進学受験対対策も充実

武蔵野学芸専門学校国際芸術学科高高等課程の生徒が2019年度大学入試にて東京芸術大学に現役合格しました。各美術大学にも合格者を輩出。

合格実績  合格体験記

 

デザインも学べる

構成や配色、デザインの基礎からポスター、カタログ等の実践的な作品まで、デザインも学べます。将来デザイン関係を希望する方も一足早くデザインの基礎が身に付きます。

 

 

多重知能理論とは?

多重知能理論とは「人間の知能は複数(8つ)で成り立っている」という考え方です。それぞれの知能(才能)には特徴があり、どの知能が優れているかによって得意分野に差が生じます。米ハーバード大学教授のハワード・ガードナー博士が1983年に提唱した、「人の知能」に関する画期的な考え方です。当時は教育界において IQ(知能指数)が絶対視されていた時代であり、そのため常識破りの「多重知能理論」は、多くの教育学者たちの間で物議を醸しました。 それから30年以上の歳月が流れ、アメリカをはじめとする世界各国において、この「多重知能理論」は広く用いられるようになりました。現在では、子供〜成人の知能を測るバロメーターとして活用されています。美術を学ぶことは、こうした8つの才能を横断的にかつ効果的に身につけることに繋がります。

  • 言語的知能 話し言葉と書き言葉への感受性、言語を学ぶ能力。
  • 論理数学的知能 問題を論理的に分析したり、数学的な捜査を実行したり、問題を科学的に究明する能力。
  • 音楽的知能 音楽パターンの演奏や作曲、鑑賞のスキルを伴う能力。
  • 身体運動的知能 問題を解決したり、何かを作り出すために、からだ全体や身体部位(手や口など)を使う能力。
  • 空間的知能 広い空間のパターンを認識して操作する能力。
  • 対人的知能 他人の意図や動機付け、欲求を理解して良好な関係を築ける能力。
  • 内省的知能 自分自身の欲望や恐怖、能力を理解し自分の生活を統制するために効果的に用いる能力。
  • 博物的知能 種をある集団と認識でき、他の近接の種としてその関係を図示する能力。